キャリートレーニング②動物病院へ連れていく。
今回はキャリーを使って動物病院へ連れて行くまでのお話です。
徐々にキャリーに入っていられる時間が増えてきたら、いよいよ動物病院へ!といきたいところですが、まずは扉を閉めても落ち着いていられるかを確認してください。おやつなどで誘い、扉を閉めてみます。初めはほんの数秒でも構いません。
キャリーの中にいることにあまり緊張していない様子でしたら、次は移動です。しっかりとキャリーを両手で持ち、部屋の中を移動してください。初めは部屋の端から端までで構いません。移動したらキャリーから出し、ほめたり、おやつを与えたりしてください。慣れてきたら、部屋の外まで出てみる。家の外に出てまた戻る。車まで移動し、エンジンをかけてみる。といった具合に少しずつトレーニングしてみましょう。
さて、車で移動する際の注意点ですが、必ずキャリーが不安定にならないようにしてください。シートベルトで固定する、あるいは同乗者がいる場合はしっかり抱えてもらうといった対応をしてください。不安定な状態では猫ちゃんは緊張してしまいます。また、キャリーにブランケットなどをかけて目隠しをすることでも、猫ちゃんの不安を軽減することができます。(逆効果のこともありますので、猫ちゃんの様子で判断してください)
もともとテリトリーを大事にする猫ちゃんですので、家の外に(テリトリーの外に)出ることを不安に感じやすいです。動物病院への移動そのものがトラウマにならないよう、普段からキャリーが安心できる場所になっているといいですね。
無理ない範囲でトレーニングを始めてみてはいかがでしょうか?