各種予防 prevention

混合ワクチン

料金

・ 3種混合ワクチン:3000円
・ 5種混合ワクチン:4500円
・ ワクチン接種時に猫エイズ・猫白血病ウイルス検査を併せて行った場合、検査費用は割引価格となります。
(通常価格:4500円 ⇒ 3000円)
※別途、初診料または診察料がかかります。

完全室内飼いの猫ちゃんには3種混合ワクチンの接種を推奨しています。
お外に出なくても、人が衣服や靴などでウイルスを持ち込んでしまうことがあります。
定期的なワクチン接種を心がけましょう。

3種混合ワクチンに含まれるウイルスについて
猫汎白血球減少症ウイルス 猫伝染性鼻気管炎 猫カリシウイルス感染症
症状 激しい嘔吐や下痢
急速に脱水を起こし、体力の
ない子猫では致死的になること
もある。
猫カゼの原因の一つ
くしゃみ、鼻水、発熱のほか、
結膜炎を起こす。
症状が治まった後も潜伏感染
することが多く、ストレスなどで
免疫力が低下すると、目の炎症を
繰り返すことがある。
猫カゼの原因の一つ
くしゃみや鼻水、発熱といった、
猫伝染性鼻気管炎に似た症状に
加え、口の中に潰瘍ができる
ことがある。
時に肺炎や関節炎を起こす。
症状が治まった後も長期間
ウイルスを排出する。
ワクチンの
効果
適切な接種により、高い予防
効果を期待できる。
ワクチン接種で完全に感染を防ぐことはできない。
症状の軽減とウイルス排泄の減少を目的とする。

5種混合ワクチンには、上記3種に加え、猫白血病ウイルスとクラミジア感染症が含まれます。

猫白血病ウイルス:
進行性感染を起こした場合、80%が3年以内に免疫不全やリンパ腫などで死亡します。ワクチンの効果は100%ではなく、特に同居猫がウイルス陽性の場合、ワクチンを接種していてもウイルスに感染する可能性があります。

クラミジア感染症:
重度の結膜炎を引き起こします。猫ヘルペスウイルスⅠ型や猫カリシウイルスなどと混合感染を起こすと、それらの状態を悪化させます。ワクチン接種により、感染時の症状の軽減が期待できます。

フィラリア予防

フィラリア予防と一緒にノミやマダニ、お腹の中の寄生虫を駆除できる塗布薬が一般的です。
予防の時期は地域により異なります。当院では5月~12月までの予防を推奨しています。
詳しくは猫の病気一覧をご覧ください。

ノミ・マダニ予防

塗布薬が一般的です。
痒みの原因になるだけではなく、さまざまな感染症を引き起こすことがあります。
感染症予防のため、入院(検査入院含む)の際は必ず予防していただきます。

ノミやマダニからは猫だけでなく、人に感染する病気もあります。
猫ちゃんとご家族を守るため、適切な予防を心がけましょう。

【ひとこと】
いずれの感染症も室内飼いにすることで、感染する可能性がかなり減少します。
ワクチン接種したからといって、感染しない訳ではありません。
あなたの猫ちゃんを病気にさせない、また他の猫ちゃんに病気を感染させないためにも、室内飼育を推奨します。