キャリートレーニング①キャリーは怖くない!
前回に引き続きキャリーのお話です。
動物病院に連れていく際に必要なキャリーですが、なかなか入ってもらえず困っている方も多いはず。しかし、天災など万が一の時に避難するにも必ず必要になります。
お家にいる時間が増えている今、キャリートレーニングを始めてみてはいかがでしょうか?
今回はまずキャリーの存在に慣れてもらうことにフォーカスを置いてお話しします。
動物病院へ行くためだけにキャリーを出し入れしていると、キャリー=動物病院(=こわい)となってしまい、キャリーを出そうとしただけで猫ちゃんは隠れてしまいます。(『動物病院=こわい』をなくすのは我々獣医師の責務ですね・・・)
キャリーは普段からリビングなど猫ちゃんが生活している場所に出しておいて下さい。その際、下の部分だけでも構いませんし、扉も外しておいて構いません。自由に出入りできるようにしておきましょう。テレビや洗濯機の隣などにぎやかな場所は避けましょう。
キャリーの存在に慣れてきたら、大好きなおやつをキャリーの中で与えてみたり、お気に入りの寝具を中に入れてお休みできる場所にしてみて下さい。猫ちゃんにとってキャリーがリラックスできる場所になるよう少しずつ意識づけていきましょう。
もし猫ちゃんがキャリーに対して、強い恐怖を抱いてしまうようなら、いっそこれを機に新しいものにしたほうが良いかもしてません。
次回は動物病院に連れてくるまでのお話です。